フーター部マガジン Vol.3
Chapter1 - HOOTERS CLEARWATER “ORIGINAL”
今回のフーター部マガジンは、我々フーター部がいかにフーターズを愛しているかを特集する。
まずはフーター部長 ”paparin” が訪れた、フロリダ州のHOOTERS CLEARWATER からリポートをお送りする。
店名を見てピンときた方もいるかもしれないが、ここはフーターズ創業の地。いわゆる ”ORIGINAL HOOTERS” 。前号で紹介したラスベガスの ”HOOTERS CASINO HOTEL” と同様、我々フーターズファンにとって聖地の一つである。
前置きはこれくらいにして、早速ご覧いただこう。
Hi ! Welcome to HOOTERS !
2012年ゴールデンウィーク、私は何度か訪れたことのあるフロリダ州オーランドへと旅立った。普通オーランドといえば、ディズニーワールドやユニバーサルスタジオだ。もちろん私もテーマパークを楽しんだが、それよりもっと楽しむべき場所がフロリダにはある。そうHOOTERSだ。
とはいえ、数年ぶりのオーランド旅行でHOOTERSに入り浸り、という訳にはいかない。やはり家族サービスが最優先事項である。
レンタカーを借りて、久しぶりの右側通行に緊張しながらも、ラジオから流れる現地のFMに気持ちが盛り上がる。ショッピングモールやアウトレットを周り、クルマにも慣れたところで、カーナビの目的地をクリアウォーターへとセットした。
オーランドのパークエリアを抜けて、I-4に入ったらオートクルーズを80マイルにセット。タンパ空港を過ぎたらGulf to Bay Blvdを目指す。Old tampa bayを越える橋はマイアミのSeven mile bridgeを思い出す。
そして片道106マイル、約2時間半のロングドライブを楽しんで、フーターズ創業の地クリアウォーターへとたどり着いた。
クリアウォーターに入り、あと数分だなと思った矢先 、見慣れたロゴの大きな看板が目に入った。
「オリジナルフーターズこの先の右」
思わず、キター!っと叫んでしまう瞬間だった。そして2月にリニューアルしたばかりの古くて新しい “HOOTERS ORIGINAL” が右側に見えてくる。
駐車場に車を停めて、1秒でも早く駆け込みたい衝動を抑えながら、着慣れた制服(上海ポロシャツ)に着替えた。
「 Welcome to HOOTERS !! 」
何度となく聞いたこのフレーズも、このクリアウォーターで聞くのは格別だ。まだ夕方だったので混んでいなかったが、テラス席はほぼ満席。バーカウンター近くのテーブル席に通してもらう。
HOOTERSといえばFree Wi-Fiが当たり前。旅行者にとって無料でネットが使えるのは非常に助かる。
とはいえ、このスクリーンショットを撮って「HOOTERSなう」とTweetするくらいなのだが(笑)。さぁ、遊んでないでオーダーしよう!
2012年5月時点のグランドメニュー。ちゃんとThe Originalと書かれている。
メニューの中に(83)とマークがあるのは創業当時からあるオリジナルメニュー。
チキンウィングのソースは9種類。もちろん日本にない味で食べてみたが、日本人には日本のメニューが舌に合う気がする。
キャンペーンなどが掲載されているセカンドメニュー
黒い制服はトレーナーの目印だが、オリジナルでは毎週金曜日に着るようだ。もちろん”Black friday”のオマージュである。
母の日にはチキンウィングが10ピース無料で提供される。本国では10ピースなど一人分にも満たない量なので、お母さんは無料ということだ。
そしてドリンクメニューには、あの憧れのHOOTERS GIRL GLASSが!残念だが運転して帰らなければならないのでバージンドリンクで我慢である。
とりあえずビール!と言いたい気持ちをグッとこらえてバージンドリンク(ノンアルコールカクテル)をオーダー。フードは日本にないフレーバーのチキンウィング5ピースを2セットと、これも日本にはないラップサンドにした。創業当時からのオリジナルメニューにも惹かれるところだが、日本人2人にこれ以上のボリュームを平らげるのは不可能だ。
ドリンクが運ばれてくるとバージンドリンクとはいえ、気分が上がる。さぁチキンウィングの味比べに取り掛かろう。
オーダーしたのは ”Honey Thai Chili Pepper” と “CHIPOTLE BBQ” だ。どちらもそれなりに美味しいのだが、やはり日本人には馴染みのない味なので、日本に導入されていない理由なのかもしれない。
次は、バッファローチキンのラップサンドだが、これは美味かった!ぜひ日本にも導入していただきたいフードである。あとは付け合わせのカーリーフライとセロリを食べたら、もうお腹いっぱい。
さてと、フーター部マガジンのために写真撮影しないと!
店舗外観。到着した時はまだ明るかったが、HOOTERSらしい写真を撮るために日が沈むのを待った。
Tampa方面に向かってのショット。窓のクリスマスツリーライトがHOOTERSらしさを演出している。
ロードサイドのネオン看板は昔からのもの。一部が点いていない辺りもノスタルジック。STOPサインがUSらしさを出してますね。
ほぼ満席のテラス席。半屋外だけど大量のモニターもあり、夕暮れのフロリダはテラスのほうが気持ちよさそう!
これがOriginalのエントランス。左手にあるテーブル席は混雑状況に応じて開けるのだろう。手前のベンチに注目!
HOOTERSには様々なデザインのサーフボードが飾られているが、ベンチになっているのは初めて見た。どうやったら買えるだろうか(笑)
違うデザインのベンチもある。このロゴは珍しいタイプだ。
Hooters Gallery “The History”
これが最初のユニフォームだ。茶色でスタートし、その数カ月後にオレンジに変わったとされている。
“I’m not a real chicken”と書かれている。フクロウの着ぐるみができる前のマスコットだったようだ。
これがHOOTERSの契約書だ。世界のHOOTERSはここから始まっていると思うと感無量である。
“HOOTERS SIX”の一人 “Uncle Billy”のサインを入れるためのスタンプ。アメリカの契約書はとにかくサインする場所が多いのである。
そしてこれが最初のチキンウィングのレプリカだ(笑)
マーチャンダイズコーナーの奥に、これまでのHOOTERSの歴史が飾られたギャラリーがある。この壁は改装前のオリジナルのままだ。
様々な写真や記事が飾られている。中央の黄色い鳥が初代フーターズチキン様だ(笑)
歴代のカレンダーガールやキャンペーン広告が飾られている。ファンならテーブルではなく、むしろここで飲みたいくらいである。
HOOTERSを全米チェーンへと拡大した功労者Bob Brooks氏の名言が床に埋め込まれている。あなたのおかげで私たちはいつもハッピーだ。感謝!
撮影の後、大量のグッズを購入しガールズを困らせたことは言うまでもない。ステッカー100枚以上、Tシャツやグラスなど山ほど購入し、$700以上も買ってしまった。円高BANZAI!
この写真は、乳がん基金への募金をした人が自分の名前を書いて貼るためのHOPEカード。もちろん「フーター部」と記入してエントランス横に貼ってもらったので、立ち寄った際には見つけて笑って欲しい。
ガールズの写真だが、平日だというのに満席で、東京並の忙しさで走り回るガールズを呼び止めて撮影することは遠慮してしまった。ミスフーターズコンテストやYouTubeでも見受けられるが、オリジナルフーターズのガールズは皆1級の美人で「さすがはオリジナル!ここは別格なのだ」という印象を受けた。どれだけ美しいかは、ここに行ったものだけが見られる特権としてご了承いただきたい。
前号のラスベガス、そして今号のクリアウォーターと2大聖地を制覇したフーター部。次はどこのHOOTERSに視察へ行こうか検討中である。
もしかすると店舗ではなく、Miss hooters international swimsuit pageantに参加して、Miss hooters japanを応援することがフーター部の最終目的地なのかもしれない。
Chapter2 - HOOTERS GINZA Grand open!
2012年6月4日、フーターズ日本2号店は銀座にオープンした。HOA代表や本国のガールズが来るとあっては行かないわけにいかないのがフーター部である。
月曜日の真っ昼間にもかかわらずフーター部は集合したのだが、一番乗りで並ばれた方は始発で来たとのこと。上には上がいるものである。
赤坂見附の時よりも行列は少なかったが、月曜日ということもありオープニングイベントを見逃してしまったファンも多いのではないだろうか。
フーター部が取材したグランドオープンイベントを少しだけ紹介しよう。
世界中どこでも、HOOTERSのオープニングイベントはとても楽しい。なぜなら他店(日本では本国)のトレーナーやカレンダーガールが来るからである。普段イベントやビデオでしか見られないフーターズガールと自分のテーブルでお話できて、一緒に写真を撮ったりサインをもらえたりするのである。
特に本国ではダンスタイムがない店舗が多いので、本国のガールズが踊る姿を見られるのは大変貴重な機会なのだ(普段踊っていないから振り付けを覚えていないところもキュートである)。
というわけで、オープニングイベントにはいくつかアイテムを揃えていくことをお薦めする。例えばサイン用のペン,サインしてもらいたいアイテム(本国のレアアイテムや来日したガールズが掲載されているHOOTERS MAGAZINEなど),写真を撮るためのカメラはもちろんのこと、自分自身がHOOTERSのTシャツを着ていくことも忘れずに!
ではいくつかフーター部の写真を紹介しよう。
オープニング前のスタッフが忙しい時間帯は、フーター部が警備しております(笑)
出勤前のオフショットなんて、フーター部には何よりのご馳走である。
HOAのCEO、Terrance M. Marks氏によるテープカット。実はこれはCEOが帰国するため、本国向けの報道用セレモニーである。
もちろんフーター部はCEOにもサインをねだる。レア物にレアなサインが入ることで、本当の宝物になるのだ。
グランドオープンイベントはフーターズガールのチアリーディングで幕を開けた。
いよいよHOOTERS GINZAのグランドオープニング!本国ガールズの “Welcome to Hooters!” コールでオープンした。
通常シフトの約2倍、20名以上のガールズに出迎えられて入店。もう二度と見られない素晴らしい風景だ。
早速、本国ガールズを撮影。とってもマッシブである(笑)
持参したマガジンやTシャツ、ステッカーなどにサインしてもらう。プレイングカードでの手品も見せてもらったぞ。
グランドオープンですもの!セレブレーションですもの!ということでシャンパン入ります!
自分で開けちゃうのは素人。フーター部はガールズに開けてもらうのです!
そしてガールズと “You are my sunshine” の合唱です。だってフーター部は “VIP Customer” ですもの!
Chapter3 - HOOTERS DANCE TRACKS
フーター部マガジン創刊号でも少し触れたが、HOOTERSのダンスタイムで使用される曲をフーター部はコレクションしている。これを我々はサウンドトラックと呼んでいる。
日本はもちろんのこと、海外のHOOTERSでは様々な曲を使用している。すべて網羅とはいえないが、我々が調査した限りのソングリストを紹介するので、ぜひ読者の皆さんもサウンドトラックを楽しんでほしい。
通勤やドライブ中にサウンドトラックを聴くのはHOOTERSを思い出して盛り上がること間違いなし。だが思わず手拍子をしたくなるので、電車の中や運転中などは十分に注意してほしい。
Tokyo tracks
1. Hey! Mickey - B★witched
2. YMCA - The Village People
3. The Edge of Glory - Lady Gaga
4. Cotton Eye Joe - Rednex
5. The Hampster Dance Song - Hampton the Hampster
6. Chicken Dance, Dance Little Bird - The Emeralds
7. Beat It - Michael Jackson
8. Tush - ZZ Top
9. Keep Your Hands To Yourself - The Georgia Satellites
10. Conga - Gloria Estefan/Miami Sound Machine
まずはHOOTERS TOKYOのサウンドトラックから。
1曲目のHey! Mickeyは1度来店したことがあれば、必ず聴いたことのある曲のはずだ。HOOTERSのダンスといえばコレと言っても過言ではない代表曲だ。
2曲目のYMCAもTOKYOではおなじみだが、フーター部としてはYの前に手拍子が変調するところがお気に入りだ。 みんなでY・M・C・Aの手振りを踊るのもいいのだが、Cは左手が上だ。間違えるとカッコ悪いぞ。
3曲目はイベントごとに行われるチアリーディングで使用される曲だ。サビの部分でラインダンスになるので、キックに合わせて”Hey! Hey!”と声を出すと楽しくなるぞ。
4〜5曲目もよく使われる曲である(某マネージャーが好きなのでヘビロテという噂も)。どちらも同じ振り付けで、曲の小節と合わなくなってくるのだが、細かいことはどうでもいい。
6曲目は本国でポピュラーな曲で、ダンスもトラディショナルなものである。7曲目はサビの部分だけしか踊らないので、その部分だけ手拍子すると通っぽいぞ。
8曲目は最近あまり使われないが、これもポピュラーである。9曲目は海外で以前から使われていたが、GINZAのオープン時に採用された曲だ。
10曲目はダンスが難しく、覚えられないガールズが多発したため、ほとんど定着していない。TOKYOでは幻のトラックだ。
China tracks
1. Let's Get Loud - Jennifer Lopez
2. 1,2 Step - Ciara feat. Missy Elliott
3. Candyman - Christina Aguilera
4. Nobody (English Version) - Wonder Girls
5. Here for the Party - Gretchen Wilson
6. Conga - Gloria Estefan/Miami Sound Machine
7. Mambo No.5 - Lou Bega
8. That's Not My Name - The Ting Tings
9. LOVE - Ashlee Simpson
10. TiK ToK - Ke$ha
11. Tush - ZZ Top
12. Keep Your Hands To Yourself - The Georgia Satellites
13. Staying Alive - The Bee Gees
14. Single Ladies (Put a ing on it) - Beyonce
15. The Ketchup Song (Asereje) - Las Ketchup
次はHOOTERS CHINAのサウンドトラックだ。
何曲かはTOKYOと共通しているのだが、 Hey! Mickeyの振り付けはTOKYOと少し違い、リズムが裏打ちになる。そして大きな違いは、2〜3曲をセットにしてダンスタイムが行われ、混雑する時間帯ならほぼ1時間毎に行われる。
4曲目は韓国の曲なのだが、アメリカでもヒットしたので中国でも人気があり、フーター部長のお気に入りトラックである。最近日本デビューしたので、TVCMにも使用された曲だ。
7曲目は傘を持って踊る曲だ。とてもかわいいダンスなので、これを見るために訪中してもいいほどのお勧めである。
11〜13曲目は ハイチェア (椅子)のクッションを外して、その上でダンスする曲だ。時々YMCAも使われる。ちなみにTOKYOのハイチェアは、クッションが外れないようになっている。
14〜15曲目は2012年になってから追加されたダンスだ。特に14曲目はBeyonceのPVとほぼ同じ振付の難しいダンスで、夕方の暇な時間帯は新人ガールズがいつも練習している。
US & Other tracks
1. Hey! Mickey - B★witched
2. YMCA - The Village People
3. Chicken Dance, Dance - Little Bird The Emeralds
4. Beat It - Michael Jackson
5. Tush - ZZ Top
6. Conga - Gloria Estefan/Miami Sound Machine
7. Staying Alive - The Bee Gees
8. Man With The Hex - The Atomic Fireballs
9. Macarena - Los Del Rio
10. Cha Cha Slide - Mr.C The Slide Man
11. Low - Flo Rida Feat. T-Pain
12. MAN! I FEEL LIKE A WOMAN - Shania Twain
13. Hey Bitty - Nitty
最後に本国アメリカと、その他の国で使われている曲を紹介しよう。
1〜7曲目までは非常にポピュラーなので、どの国でも使用されているようだ。南米やヨーロッパでも使用されていることが確認されている。
6・9・10曲目などのラテン系トラックは、南米でよく使われるようで、9曲目のMacarenaはガールズと客が連なって、店内を練り歩くダンスでもある。
11曲目はHOOTERSにしては珍しく最近の曲だ。ダンスには”ちょっと古めの誰でも知っている曲”を使うのが基本なので、ひょっとするとイベント時のみなのかもしれない。
12曲目はカントリーなので、アメリカ中西部で使用されているようだ。伝統的なカントリー・ダンスである。
海外(特にアメリカ)では、ダンスタイムがないことのほうが多い。その代わり路面店が多いので、クルマやバイク関係のイベントや、スポーツ観戦イベントが頻繁に行われている。羨ましい限りである。
以上がフーター部が確認できているサウンドトラックだ。読者の皆さんも、ぜひ ”脳内フーターズ” を体験して欲しい。
Chapter4 - End of dream
最近フーターズガールから聞いた言葉で、非常に印象に残ったものがある。
GINZAオープニングイベントの時に、ラストオーダーの時間を確認しようと「今日は何時まで?」と質問したら、
「夢が続く限りだよ!」と返ってきた。
何という答えだ。まったく質問に答えていない(笑)。
だがしかし、非常に良い気分になった。まさに完璧なフーターズガールの対応だったと思う。時間なんて気にしないで楽しく過ごして!という心配りなのだろう。
HOOTERS MAKES YOU HAPPY!!
まさにこの言葉に集約された対応だった。
そして、より一層HOOTERSが好きになった瞬間だった。
あとがき
フーター部マガジン第3号、お楽しみいただけただろうか?
フーター部がどれだけフーターズ好きかということ、フーターズがどんなに楽しいところかを伝えたくて書いているのだが、どれだけ読者に伝わっているのが心配である。
フーター部マガジンを読んでいるということは、あなたはすでにフーターズが好きなはずだ。だが、フーターズの何が好きなのかと聞かれると、意外と答えづらいものだ。ビールやチキン、BGMや店の雰囲気、もしくはストレートにフーターズガールと答える人もいるだろう。
フーター部の答えは「フーターズが好き」。
フーターズの何ではなく、フーターズ全てが好きなのだ。
研究されたフードの味、ガールズのホスピタリティやフレンドシップ、店内のデザインや配置されたアイテム、何が欠けてもバランスが崩れてしまう。
“HOOTERS SIX”が自分たちのために作った居心地の良い空間、それがフーターズであり、それが同じ価値観を持った我々を心地よくさせるのだろう。
ではまた次号、空が女心のようになる頃にお会いしよう。
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