フーター部マガジン Vol.2

Chapter1 - HOOTERS CASINO HOTEL LAS VEGAS

今回のフーター部マガジンは、本場アメリカのフーターズを特集する。

2011年 夏のある日、フーターズファンにはショッキングなニュースがあった。

”1億6,200万米ドルの負債を抱えるラスベガスの名ホテル、フーターズは8月1日、銀行による差押え処分を回避すべく、破産法に基づく会社更生の申請を行った”

閉鎖してしまうかもしれないという危機感から、フーター部の副部長 ”tacky” は一週間の休暇を取り、『聖地巡礼』の旅に出た。そのレポートをお送りしよう。

東京にHOOTERSがオープンしたのは2010年10月25日。その後何度となく通い、その魅力にすっかりはまると、本場アメリカのHOOTERSに行ってみたいと誰もが思うことだろう。

全世界450店以上あるHOOTERSの中でも、フロリダ州クリアウォーターの第一号店”ORIGINAL HOOTERS”とラスベガスの”HOOTERS CASINO HOTEL”は一度は行ってみたい『聖地』の様な特別な存在だ。

成田から約10時間。LAXにて国内線に乗り継ぎ、ラスベガス/マッカラン空港までは約1時間。

空港からほど近い場所に豪華なホテル群が立ち並ぶいわゆる”ラスベガス”の町並みが目に飛び込んで来る。ストリップと呼ばれるメインストリートから少し入ったMGMの向かいにHOOTERS CASINO HOTELはあった。

チェックインして渡されるカードキー。この時点でテンションは最高潮である。

エレベーターを降り、まず部屋の前に取り付けられたプレートが目に入る。WOODYなフレームとオレンジのロゴがHOOTERSらしさ満点!

室内は木目を基調とし、南国のリゾートを思わせる落ち着いた雰囲気。この部屋からは景観は望めなかったが、明るく広さも充分。

まず目についたのは、アメニティとして置いてあるミネラルウォーター その名も”CALENDAR GIRL WATER” 筆者もいろいろなグッズを所有しているが、これは見たことがない!宿泊した者だけしか入手できない(お宝)レベルではないだろうか。

こちらはレターセット。おなじみのロゴが入ったどこのホテルにもありそうな物だが、封筒に”SEND MONEY”と書いてある。本当にこれでカジノで儲けたお金を送る人がいるのかは疑問だが、こういうセンスは見ていて楽しい。

こちらはテレビのクローゼットの取手。最初は気づかなかったが、こういう細かい所も凝っていたりする。

壁に飾られたORIGINAL HOOTERS のリトグラフ。http://www.originalhooters.com/saga/にあるものと同じ。

続いて、1階に降りてショップ、レストラン、その他の様子をレポートしよう。

まず向かったのはスーベニアショップ。品揃えがハンパ無い!Tシャツ、タンクトップ、帽子、マグカップ、ステッカー、キーホルダー、フクロウのぬいぐるみから、女性用のセクシーなランジェリー、フットボールジャージ、白と黒のストライプのレフェリージャージetc.....ついつい財布のひもが緩んでしまう。滞在中何度入ったことか。

こちらは一回目の買い物のレシート。275ドル!!(約2万円)日本より物価が安く、しかも円高だと言っても最初から飛ばし過ぎなのは否めない。滞在2日目ですでにスーツケースがいっぱいになってしまった。

カジノの奥のエレベーターホールの近くにはかつてAlan KulwickiがNASCARでドライブしたマシンが写真と共にディスプレイされている。http://www.underbird.com/undrbird.htm

1階のトイレに続く通路にはHOOTERS CALENDER GIRLのPLAYING CARD(トランプ)が額に入れて飾られている。TOKYOでも買えるが、トランプとして遊ぶのはもちろん、色とりどりなセクシーな写真なのでこういう風にディスプレイするとなかなかいい。さて、次はいよいよレストランのレポートへ。

これがホテル1階にあるフーターズラスベガス店だ!

HOOTERS GIRL が元気に「Welcome to HOOTERS!!」と迎えてくれるのは世界共通。一人で行くと「テーブルとカウンターはどっちがいい?」と聞かれるのも東京と同じ。テーブル席希望と伝えると案内されていざ入店。

レストランはかなり広い印象。WOODYな内装とクリスマスツリーカラーの電球、ビールのネオンサイン、NFLやUFCが流れるテレビ、80~90年代と最新ヒットを織り交ぜたBGM、そしてHOOTERS GIRL! 初めてのラスベガスだが、なぜかとても落ち着く空間だ。

ここで気づいたのは、電球の形。TOKYOの電球は普通の白熱電球と同じようにまん丸だが、アメリカの物は細長く先が尖っている。LAS VEGASの後、ロサンゼルスの店舗にも行ったが、どの店もこの形だった。

これはhooters.comのトップページの画像。比べると形がそっくりだ。日本ではこういう形の電球はあまり見かけないが、アメリカではわりとよくあるタイプなのかもしれない。次回お店に行く機会があったらぜひ比べてみて欲しい。

ペーパータオルがそのまま置いてあるスタイルはおなじみだが、HOTソースはHOOTERSオリジナルの物が備え付けてある(ショップで購入可能。その他ウイングソースやブレッディングのパウダーも売っていた)。マスタードの手前にある小さい小袋に入っているのは手を拭くためのナプキン。いわゆるお手拭きだ。

もちろんTOKYOと同じようにHOOTERS GIRLと記念撮影をしたり、ショップで購入したグッズにサインをしてもらったりもできる。ちなみにHOOTERSレストランのGIRLSが履いているショーツ(ホットパンツ)は東京のものとは違う旧タイプ。カジノのディーラーやBARのGIRLSは現行のタイプを着用。タンクトップはカジノのディーラーの着ている物は専用デザインで背中には”ASK ME HOW TO GET LUCKY”とプリントされている。

エントランス脇にはHUMMERそっくりなカートが置いてある。シートに座って記念撮影もできるのでショップで買ったHOOTERSロゴ入りのTシャツを着て写真を撮るのも楽しいだろう。

そのすぐそばには、このセクションの最初にも登場したオレンジ色のCadillac Escalade。ライセンスプレートは”HOOTRS4”。4と言うことは他にもあるのかと思い、隣のパーキングを覗くと同じオレンジ色のEscaladeがもう1台と同じ色のFORDが置いてあった。

こちらはホテル裏側にあるプール。2月ということでさすがに入っている人はいなかったが夏に訪れるチャンスがあればぜひ。プールサイドにはBARが一つとレストランとつながっているテラスがある。

夜、プールサイドに出てタバコを吸いつつ、上を見上げるとオレンジ色のロゴがまぶしいくらいに輝いていた。

最後になってしまったが、カジノのポーカーやスロットマシンのゲーム機で遊んで払い戻しをすると。このようなバウチャー(引換券、金券)が出て来る。遊んでいて払い戻したいときは、ゲーム機の”PAY OUT”ボタンを押し、このバウチャーを取って、また遊ぶときはバウチャーもしくはドル紙幣をマシンに入れればOK。BARでHOOTERS GIRLを見ながらポーカーで遊びつつビールを飲んでいると、ついつい時間を忘れてしまう。

英語に自信がある。大儲けしたい!HOOTERS GIRLのディーラーと遊びたい!という方はテーブルゲームも楽しんでほしい。24時間、365日いつでも好きなだけ遊べるのがラスベガス。ただし夢中になりすぎて一文無しにならないように。

HOOTERS CASINO HOTEL 1階フロアの案内図。フロアの中心は全部カジノで回りにレストランやショップ、キャッシャー、レセプションカウンターという配置。ちなみにカジノで遊んでいると時々HOOTERS GIRLが(何か飲みますか?)と聞きに来てくれてビールやカクテルを持ってきてくれる。基本的に無料だが$1〜2程度のチップは必要。エントランス近くのBARでの飲み物は有料。

CASINO AREA

  • 木目のエリアはすべてカジノスペースだ

A: THE LOBBY BAR

  • カウンターにゲーム機が備え付けてあり、バーテンダーのHOOTERS GIRLを見ながら飲みながら遊べる

B: スーベニアショップ

  • とにかく品揃えが豊富

C: HOOTERS LAS VEGAS

  • ベガスの聖地

D: スーベニアショップ&売店

  • 飲み物や歯ブラシ等の日用品とHOOTERSグッズ。型遅れのアウトレット品や季節外商品もある

E: NASCAR

  • HOOTERS RACINGのNASCARマシンがディスプレイされている

POOLS

  • プールサイドにはBARが一つとレストランとつながっているテラスがある

Chapter2 - HOOTERS of SANTA MONICA

ラスベガスのマッカラン空港 8:45AM発。LAXまでは1時間10分のフライト。L.A到着後ホテルにスーツケースを預け、向かった先はサンタモニカ。この日は天気もよく半袖で過ごせるくらいの気温で大勢の観光客でにぎわっていた。

Californiaらしい真っ青な空。2月だというのに眩しいくらいの太陽。そして海。しばらく潮風を浴びながら海を見てのんびり過ごし、SANTA MONICA PLACEでウインドウショッピング。

夕方、さんざん歩いたせいで、冷たいビールが飲みたくなってきた。早速HOOTERS of SANTA MONICAへ行ってみることにした。

場所はSANTA MONICA PLACEから歩いて5分ほど。他のテナントも入る建物の1階。外にはテラス席もある。

まずはBUD LIGHTをオーダー。青いボトルは先日行なわれたNFL SUPER BOWLバージョン。テーブル担当はDESIREE。どことなく東洋系なキュートな彼女だが、おなじみのタンクトップ&ショーツではなく、赤を基調とした、一瞬(下着か?)と見まがうくらいのセクシーなコスチューム。ほかのHOOTERS GIRLも同様。

思えばこの日は2月14日。バレンタインディだったのだ。他のHOOTERS GIRLも赤を基調としたコスチュームだったり、ピンクのビキニ(いや、あれはランジェリーだったのか??)だったり。あまりの大胆なコスチュームに思わず辺りをキョロキョロ。[注:GIRLSの写真を撮り忘れたため、この日の写真ではない点をご了承願いたい]

HOOTERSの名前の由来のとおり、無意識にフクロウのように目で追ってしまう。あろうことか写真を撮っていないことに後で気づいたのだ。

ふと我に返り、空腹だったのでチキンウイングをオーダー。せっかくなので日本にはないソース”PARMESAN GARLIC”にしてみた。

チーズとガーリックの絶妙なマッチングで美味!MEDIUMやHOTの様に酸っぱさもあり、ビールがすすむ。ちなみにソースの種類は東京は8種類。ラスベガスはMILDから9-1-1まで辛さの順に5種類。アメリカ国内でも地区によって微妙にメニューが異なる。CaliforniaはWashington州、Oregon州と共にWEST CORST HOOTERSに属する。

写真を撮るのは忘れたが、しっかりステッカーにサインはもらってきた。HOOTERS TOKYOオープン当日にもらった2010 MISS HOOTERS GIRLの LeAngelaのサイン、それと一昨年行ったGUAM、もちろんTOKYO 赤坂とお台場のGIRLSのサインと着実にコレクションが増えていく。

この日は朝が早かったため、早めにホテルへ戻った。翌日はSTAPLES CENTERでNBA観戦。試合前に会場の前にあるDOWN TOWNのHOOTERSへ行く予定だ。


Chapter3 - HOOTERS of DOWNTOWN L.A

この日は、朝からDOWNTOWNめぐり。リトルトーキョーで買い物。UNION STATIONで歴史を感じる駅舎やAMTRAKを見学。

夜はSTAPLES CENTERでNBA L.A CLIPPERSの試合観戦。試合開始は19:30 15時ころにはSTAPLES CENTERのあるL.A LIVEに到着。

HOOTERS of DOWNTOWN L.Aは、STAPLES CENTERの通りを挟んだ向かい側。徒歩ですぐの場所にあるので、試合観戦の前に腹ごなしという作戦だ。

このDOWNTOWNの店舗はまだ昨年オープンしたばかり。店の外では私服のHOOTERS GIRLがBoyfriendとフラフープの練習をしていた。TOKYOではまず見かけない光景だ。

カウンターに座りCORONAをオーダー。まだ時間が早いので店内も空いている。ここも奥行きがあり、2階席もあるのでかなり広い。モニターではNBAやUFC、それと昨年のSWIMSUIT PAGEANTの映像が流れる。まだ外も明るく、ビールを飲みつつまったりとした時間が流れる。

エントランス付近のTシャツやグッズが並ぶコーナーに行きTシャツとステッカーなどを購入。自分の着てたHOOTERS TOKYOのロゴを指差しつつ ”TOKYOから来たんだけど、ステッカーにサインしてもらえる?” と聞くと

“もちろん!みんなにもサインしてもらって写真も撮ろうよ!”

とありがたいお言葉。サインをもらって、写真も撮って大満足で席に戻ると、写真の左隣の彼女が自分の隣の席に座ってくれて、しばし談笑。この光景もTOKYOではあり得ない。

そこでiPhoneに入っていた出発前日にHOOTERS TOKYOでBIRTHDAY PARTYをしたときのムービーを見せたら大ウケ!内容はお見せ出来ないが、フーター部のノリはアメリカでも通じると確信できた。

夕方になり、同じようにNBAの試合前にHOOTERSで一杯!という客で賑わってきた。

隣に座ったMEXICANと仲良くなり、日本から来たということで ”ツナミ大変だったなー。大丈夫だったのか?” とか ”これからNBA見に行くのか?” と聞いてきた。”STAPLES CENTERでこないだグラミー賞の授賞式があったんだけど、知ってる?” と言うので “知ってるよ!そういえばホイットニーが亡くなったね” “そうなんだよ。まだ48才だったんだぜ” などと一時の会話を楽しんだ。

ちなみに彼はバスケットボールとMMA [総合格闘技]が好きらしく、その話題でも盛り上がった。 試合開始1時間前くらいになり “そろそろ会場に行こうかな” と言うと “まだ早いよ!コロナおごるからもう1本飲んでから行きなよ!” というわけでごちそうになってほろ酔い気分で会場へ。スポーツバーらしいHOOTERSを味わえたDOWNTOWNだった。

試合は地元CLIPPERSの勝利!やはりテレビで見るのと生で見るのは大違い。試合の合間にはチアリーダーのパフォーマンスはもちろん、客席にTシャツを投げ入れたり、観客を飽きさせない。最終日はHOLLYWOODへ行く予定だ。


Chapter4 - HOOTERS of HOLLYWOOD

最終日は、MERLOSE Ave.〜Farmer's Market / THE GROVE〜HOLLYWOODというコース。

3日目ともなるとタクシーはもちろん、路線バスでの移動も慣れてきた。バスを降りると、そこは有名人の手形でおなじみのHOLLYWOOD WALK OF FAME。チャイニーズシアターの前には Michael JacksonやCharles Chaplin、STAR WARSのDarth Vaderなど有名人(もちろんそっくりさんだが)がたくさん!

そんな彼らと記念撮影をしたりお土産屋を覗いてみたりと、筆者を含めた観光客でにぎわっている。そんなチャイニーズシアターの向かい側にHOOTERSはある。歩き回り喉も乾き、お腹も空いたので早速入ってみた。

まず気づいたのは、メニューにカロリー表示があること。TOKYOでもUSでもあまり気にしていなかったのだが、そういえば。という感じである。カロリーを気にしていたらこの旅は成り立たないので見なかったことにしよう。

CHICKEN WING はこれも日本には無い”CAJUN A MARDI GRASS CELEBRATION”をオーダー。スパイスが効いているものの、さほど辛くもなく日本人好みかもしれない。

USのHOOTERSではFREE Wi-Fiの店が多い。日本から携帯電話を持って行くと、パケット料金が気になるもの。これならパケ代を気にせずにWebを見たりできる。余談だが、筆者はレンタルのモバイルWi-Fiを持って行った。1日あたり1000円〜で、空港で受け取り&返却ができる。iPhoneを使用しているが、現地のキャリアのAT&Tの電波の状態が悪くても、ホテルや街中でもWi-Fiが使えるのでこれは重宝した。

トイレの場所を聞くと、2階だということで階段を上がるとここにも広い客席があった。

2階からカウンターを見下ろしてみる。NASCARのボンネットがディスプレイされている。

1階のフロアの柱にはルーレット。そういえばDOWNTOWNにもあったが、これを使っているのは見ることができなかった。

隣のテーブルに3人組の日本人の若者がいたので話しかけると、ホームステイしていて、赤坂の噂を聞きつけここにやってきたとのこと。初HOOTERSがHOLLYWOODとはうらやましい。しばし、一緒に飲み写真を撮ったり、グッズを購入してステッカーにサインしてもらったりと楽しんだ。(HOOTERS TOKYOでは記念撮影の時などGIRLSの体に触れるのは禁止だが、USではそうではないのである)


End of trip

5泊7日HOOTERS巡りの旅 in Las Vegas & L.A もあっと言う間に過ぎ、翌日には帰国の途に着いた。

今回訪れた店舗はどこも比較的行きやすい場所なので、読者の皆さんもぜひ一度訪れてみてはいかがだろうか。

筆者も英語はあまり得意ではないが、注文できて、サインをお願いできて、一緒に写真を撮ってもらうくらいのフレーズは覚えておけば大丈夫。

あとは細かいことは気にせず、食べて飲んでノリで楽しんでもらいたい。

グッズを集めるのが好きならば、お店ごとに地名入りのTシャツを集めるもよし。HOOTERS TOKYOで買えないグッズを買うもよし。

とにかく行けばHAPPYになれるのだ。海外のHOOTERSに行く機会があれば、またぜひレポートするとしよう。HOOTERS MAKES YOU HAPPY!!


あとがき

フーター部マガジン第2号〜本場アメリカフーターズ巡りの旅、お楽しみいただけただろうか?

今回はフーター部 副部長 ”tacky” が副編集長を務めた。渡米した彼が肌で感じた本場フーターズの興奮を少しでも味わってもらえたら嬉しい。

ギャラリーで紹介した写真撮影はもちろん、記事執筆も彼が担当してくれた。当然のように表紙も彼がモデルである。旅費までも彼が負担しているのだから当然だが(笑)。

このように海外のフーターズはとても楽しい。東京でフーターズを知った方も多いだろうが、ぜひ本場のアメリカ、そしてそれ以外の海外のフーターズにも行って、東京のフーターズがいかに優れているのかを感じて欲しい。

次号では、フーター部がどれだけフーターズ好きかということを特集する。フーター部がフーター部たる所以、つまりはどれだけフーターズバカマニアかという内容になるのだろうが、呆れずに付き合っていただければ幸いだ。

ではまた次号、ビールの美味しい暑い夏にお会いしよう。

フーター部 | The Hooter Boys

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