フーター部マガジン Vol.1

ようこそフーター部へ!

このフーター部マガジンは、フーターズを心から愛するフーター部 ”The Hooter Boys” が、フーターズを知らない方やフーターズに興味がある方のために、フーターズの楽しみ方を紹介するマガジンである。

フーターズでビールでも飲みながら読んでほしい。

Hi! Welcome to HOOTERS!


セクション1 - フーターズの歴史

HOOTERS SAGA

  • フーターズは1983年4月1日に創設された
  • 創設者6人は “Hooters-Six”と呼ばれる
  • 1983年10月4日に最初のレストランをオープン
  • 最初のレストランは “Original Hooters”と呼ぶ
  • 初のフーターズガールはLynne Austin
  • 最初のフーターズカレンダーは1986年版
  • 世界に450店以上を構える(2012年1月現在)

世界一有名なフクロウは、フロリダ州クリアウォーターのハンプトンロードで誕生した。 1983年4月1日、楽しいことが大好きな6人の仲間が、誰もが楽しめるカジュアルなレストラン【フーターズ】を立ち上げたのである。

ウッディな内装、TVはスポーツ中継、冷たいビールとよく合うスパイシーなチキンウィング。そして何時間いても放り出されない、最高の店を自分たちで作ったのだ。

※この創設者6人は”Hooters-Six”と呼ばれる

  • Lynn Stewart
  • Gil DiGiannantonio
  • Ed Droste
  • Billy Ranieri
  • Ken Wimmer
  • Dennis Johnson

レストラン経営経験のないビジネスマンの集まりだから、もし失敗してもエイプリルフールの冗談だったという言い訳をするために、エイプリルフールの4月1日に設立されたというエピソードがある。

1983年10月4日、いくつかの苦難を乗り越えフロリダ州クリアウォーターに最初のレストランをオープンさせる。それが”Original Hooters”である。

1984年、Hugh Connertyは会社の権利を”Hooters-Six”から買い取り、その後Robert H. Brooksとアトランタの投資会社がその権利を買い取る。これがHooters of America (HOA)本拠地がアトランタにある理由だ。

1985年、 最初のフーターズカレンダーが発行された。その 1986年 カレンダーで微笑むフーターズガールはLynne Austin。フーターズは彼女の写真をPLAYBOY誌に持ち込み、人気が出た彼女は1986年にプレイメイトとなった。

そしてフーターズカレンダーもベストセラーとなり、フーターズの知名度もアップしていったのである。


そうして有名になったフーターズは、クリアウォーターからレイクランド、タンパベイ、アトランタと次々に店舗をオープンさせ、全米へと拡がっていった。

米国以外では、アルゼンチン、アルーバ、オーストリア、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、イングランド、ドイツ、ギリシャ、グアテマラ、韓国、メキシコ、 パラグアイ、パナマ、ペルー、フィリピン、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スイス、台湾、バージン諸島、そして日本の合計450店以上を構える。

(2012年1月現在)


セクション2 - フクロウは君だ

Hooters owl

  • フーターズガールを追いかける男性客の目がキョロキョロすることから、フクロウがトレードマークになっている
  • フクロウの鳴き声からフーターズになった
  • フーターズには ”おっぱい” という意味もある

一度でもフーターズに入ったことのある男性客なら見覚えがあるはずだが、店内で働くフーターズガールを目で追ってしまったことだろう。でもあからさまに見てしまうのは恥ずかしいので、TVを観ているふりや、店内を見回すふりをしながらフーターズガールを見ていたはずだ。

この「目だけをキョロキョロさせる仕草」が、まさにフクロウなのである。つまりフーターズのトレードマークであるフクロウは客なのである。

そして、フクロウの鳴き声「ホー・ホー」は英語圏で表記すると「Hoot, Hoot」。つまり Hootの複数形でHootersである。

また、Hootersには(主に授乳期の)”おっぱい”という意味もある。これはフクロウの目の部分を見れば一目瞭然だ。


セクション3 - フーターズガール

HOOTERS GIRL

  • 制服はチアガールをイメージ
  • アップルのCMにもこの制服が登場していた
  • 色や形状に世代とバリエーションがある
  • 制服と小物に関する解説
  • 採用基準にバストのサイズはない
  • どこのフーターズも店内はアメリカ
  • フーターズガールが原動力

フーターズといえば、フクロウと同じくらいフーターズガールの制服が有名である。フーターズのロゴとフクロウ、そして店名が書かれた白いタンクトップに、オレンジのホットパンツを合わせたあの制服である。

勘違いしてはいけないのが、フーターズガールはお色気を出すためにあの制服を着ているのではない。フーターズはスポーツバーなので、あの制服はチアガールの制服なのである。元気で健康的なセクシーさで応援しているのだ。

フーターズがオープンした翌年の1984年、アメリカンフットボールの最高の大会であり、アメリカ最大のスポーツイベントであるスーパーボウルのTVCMで放映されたAppleの「1984」の1シーンをご覧いただこう。

そう、白いタンクトップにオレンジのホットパンツ。まさにフーターズガールの制服なのだ。つまり当時チアガールといえばこの衣装、時代を変えるのはこの衣装だったのだ。

オープン当初、シャツは白い綿製で、胸を強調し上腹部を露出させるために、きつく背中で結ばれていたが、白いスパンデックス製に変更され、結び目は廃止された 。ショートパンツも同時期に現在のモデルへ変更されている。

ところで、フーターズでこの制服以外にも黒い上下の制服を着用したフーターズガールを見かけるだろう。

ほとんどの店舗では、黒の制服はトレーナー資格を得たガールズのみが着用できるのである。トレーナー資格にはStore TrainerやCorporate Trainer などいくつかの呼び名が存在するが、基本的には接客はもちろん、バーでのカクテル作り、他のガールズへの教育も担当するのである。

トレーナー教育の内容は、今あなたが読み進めてきたものをもっと詳細に記したフーターズの歴史やおもてなしの方法、フーターズが大切にしているブランドやイメージについて学ぶことから始まる。

そして下着を含む制服の正しい着用をはじめ、フーターズホスピタリティと呼ばれる接客、セールステクニック、適切なメイクや髪型、そして最高に素敵な笑顔を要求されるのだ。

フーターズガールが読むマニュアルにはこう記されている。

今日はずっと憧れ続けた彼との待ち切れないファーストデート。家を出る時から今日一日が楽しみでしょうがなかったけど、お店でやっと会えた!そんな気持ちで出勤し、最高の笑顔でお客様に接してください。

それを象徴するのが、キッチンからフロアーに出るときのドアに「SMILE!」と書かれている。東京にも書かれているのでチェックしてみてほしい。

トレーナーなどの役職によってネームプレートの色も変化する。金とオレンジ以外にも黒や白が確認されているが、年代や地域によって異なっているようだ。

もらったチップやペン、オーダー用紙を入れておくマネーポーチには茶色と黒色があり、オレンジには茶、黒は黒のポーチを着用する(店舗によって異なる)。

制服には多少のバリエーションがあり、上記はフットボールジャージをモチーフにしたもの。その他、迷彩模様のMilitary Mondaysモデルやヘソ出しのクロップトップ、入口で客を案内するホステスが着用するジャージ上下などがある。

ちなみに、フーターズで販売されているタンクトップは、材質はもちろんデザイン自体が違うので胸の谷間は見えにくく、素材もリブ編みでセクシーさに欠ける。

公式のストッキングは、日本でポピュラーなパンティストッキングではなく、足の付根から足首までをカバーするものであるが、個人で好きなタイプを着用しているようだ。

ルーズソックスのたるませ具合も適当ではならない。きちんときれいに見える長さにまとめるのが重要。

靴はSKECHERS製の特別仕様。白+白の組み合わせは市販品になく、同じデザインでも白+シルバーになる。イベント時には違う色のスニーカーが支給されることもあり、HOOTERSの刺繍の入ったものも存在する。

これもよく言われることだが、フーターズガールは巨乳であることが採用基準ではない。明るく健康で人と接するのが大好き、つまりフーターズのイメージに沿っていれば誰でもフーターズガールになれるのだ。

しかし英語圏以外では、英語力が必要なことも否めない。どこの国のフーターズでもビールは冷えており、英語でコミュニケーションできる。つまり世界中どこのフーターズも店内はアメリカなのだ。もちろん東京のフーターズガールも、ネイティブとの会話がこなせるだけのスキルは持ち合わせている。

アメリカのフーターズで働く25,000人以上のうち、フーターズガールは17,000人以上いる。実に7割近くを店内で私たちにサービスしてくれるフーターズガールが占めている。フーターズの看板であり、フーターズの原動力。

フーターズはフーターズガールによって成り立っているのだ。


セクション4 - もっとフーターズを楽しもう!

MORE FUN AT HOOTERS

  • フーターズガールとお友達になろう
  • ダンスタイムは一緒に盛り上がろう
  • サウンドトラック
  • フーターズグッズをお土産に

フーターズの楽しさはフーターズガールによって左右される。ガールズが来てくれないと楽しくないし、顔なじみになればフーターズの楽しさは倍増する。とはいえフーターズはキャバクラではない。ビールとガールは同じ比率で楽しもう。

フーターズガールとお友達になろう

名前を覚える

フーターズでは、テーブルを担当するフーターズガールがテーブルナプキンに名前を書いて挨拶してくれる。もちろんネームプレートにも名前はあるが、髪の長いガールズも多いので名前を確認するのが難しい場合もある(ネームプレートばかり見てると胸を見ているようにも見えてしまうので気を付けろ!)。

オーダーの際やテーブルに来てくれたときには、ガールズの名前を呼んでお話しよう。

お話する

初対面のガールズといきなり仲良く話すのは難しいが、ガールズはみんなフレンドリーだ。フーターズはガールズバーではないが、フーターズガールとお話するのもフーターズの楽しみの一つ。店内で興味を持ったことを聞いたり、どこのフーターズに行ったことがあるかなど、フーターズ絡みの話なら尽きないのではないか。

写真を撮る

メイド喫茶では写真を撮るのにお金を払うようだが、ここはフーターズ。ぜひガールズの写真を記念に撮っておこう。次に来店した時には違うガールズがテーブル担当だろうし、トレーナーに昇格して黒い制服に変わっているかもしれない。行くたびに写真を撮っていくと、後で見返した時に思い出が蘇ってくるはずだ。

写真を撮ってもらう

ガールズの写真を撮った際、ぜひ自分も一緒に撮ってもらおう。フーターズで写真を撮る際はポーズが決まっている。腰に手を当てて片方の膝を少し曲げる。あとはニッコリ笑えば君もフーターズの一員。複数人で撮る時は体を同じ向きに揃えるといい写真になるぞ。

ダンスタイムは一緒に盛り上がろう

手拍子

数時間に一回、フーターズではダンスタイムがある。フットボールのハーフタイムショーのように、店内のガールズが全員揃ってダンスを見せてくれるのだ。ぜひ大きな手拍子でダンスタイムを盛り上げよう。ちなみに東京ではダンスタイム中の撮影は禁止されているが、海外では撮影OKなので記念に撮っておこう。

曲を覚える

フーターズのダンスタイムで使われている曲はいくつかあるが、一番ポピュラーなのは「Hey! Mickey!」ではないだろうか。他には「YMCA」や「Beat It」などがある。それぞれ掛け声や手拍子のタイミングが違っているので、曲とダンスを覚えて一緒に盛り上がれば楽しいぞ。

サウンドトラック(フーター部通称)

フーターズでダンスタイムに使用される曲を集めたCDなどは存在しない。というのも、店舗によって使われる曲が違うからだ。当然曲によってダンスも違うし、客と一緒に店内を練り歩くダンスも存在する。

だが、フーターズのダンスタイムに使われる曲を、フーターズ以外の場所で聴きたくなるのがフーターズファンというもの。フーターズ公式のサウンドトラックがないのなら、自分で作ればいいのだ。

スマートフォンには、マイクで曲を聴かせると何の曲か調べてくれるアプリがある。それを使って、誰の何という曲かを調べていけば自分だけのサントラが完成する。

それを聴きながら通勤したり運転すると、頭の中で楽しかったフーターズが蘇り、とても楽しくなるぞ(これをフーター部では脳内フーターズと呼ぶ)。

フーターズの方針として、店内BGMは基本的にオールディーズを中心に構成されている。

80〜90年代の曲を集めて、その間に「Hey! Mickey!」などを挟んだプレイリストを作って、自分だけのサウンドトラックを作ってみよう。

次号では、フーター部サウンドトラックのプレイリストを特集する予定だ。

フーターズグッズをお土産に

お腹いっぱい飲んで食べたら、ガールズに声をかけてマーチャンダイズ(お土産)コーナーへと向かおう。Tシャツやキーホルダーなど、たくさんのフーターズグッズがあるので、気に入ったものを買ってみて欲しい。

最初に行ったお店では、まず店名入りのTシャツを買うことをお薦めする。そしてそのTシャツには、ガールズのサインを入れてもらおう。どんな風になるのかは、店内に飾られているサイン入りTシャツを見れば一目瞭然だ。

たくさんのサインが入ったTシャツは、必ずや楽しい思い出として記念になるはず。


あとがき

フーター部マガジン創刊号、お楽しみいただけただろうか?

最初からフーターズの歴史など堅苦しい話で恐縮だったが、あえて歴史を紹介したのはフーターズを理解することはもちろんのこと、ガールズとお話する時に役に立つからである。ぜひガールズとフーターズというブランドについて語り合ってほしい。

今後もフーターズの楽しみ方だけでなく、フーターズという会社についても引き続き解説していく予定だ。

ではまた次号、暖かくなった頃にお会いしよう。

フーター部 | The Hooter Boys

フーターズを楽しむためのファンページ